プロジェクションマッピングを活用した環境学習・海洋ごみ対策の啓発「海まで届け清流!ぎふウミガタリナイト~プロジェクションマッピングで夏夜の環境学習~」を開催しました!

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2022年8月21日(日)~28日(日) 河川環境楽園

海と日本プロジェクトin岐阜県実行委員会は、子どもたちにきれいな川や海、そこに生きる生き物を守る大切さを楽しく知ってもらうことを目的に、2022年8月21日(日)~28日(日)の期間「海まで届け清流!ぎふウミガタリナイト~プロジェクションマッピングで夏夜の環境学習~」を開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

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  • イベント概要

開催概要:『きれいな海、きれいな清流を守ろう!』
内陸の岐阜県から海洋ごみ対策を考えるためには、ポイ捨てなどによる街中の散乱ごみを削減していくことや、やがて海へと続く身近な川を美しく保つための努力をすることが大切です。多くの人に川と海のつながりを理解していただき、海洋ごみ問題を身近な自分ごとにとして感じていただくことを目指した、プロジェクションマッピングを中心のに複数の関連イベントを複数実施しました。また、このイベントは岐阜県と連携して実施を行っています。岐阜県は、2022年令和4年3月に策定した「清流の国ぎふ 海洋ごみ対策地域計画」に基づき、ごみ拾いSNS「ピリカ」と連動して、県内の清掃活動の活動状況や成果を「見える化」するウェブページ「クリーンアップぎふ~海まで届け清流!~」を開設し、環境学習や自主的な清掃活動における活用を推進しています。

開催日程:2022年8月21日(日)~28日(日)
開催場所:河川環境楽園一帯(各務原市川島笠田町1453)
協力連携:岐阜県、河川環境楽園 オアシスパーク、河川環境楽園 自然発見館、世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ
 

  • メインイベントは海洋ごみ対策を考えるプロジェクションマッピング!

期間中は、夜間の公園で世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふの施設壁面に、海洋ごみ対策を考え学ぶプロジェクションマッピングを1日3回投影しました。(投影時間=19時30分、20時、20時30分。1回約10分。※25日のみ雨天中止)テーマは「清流・長良川を守ろう!」長良川や川に生息する生き物、岐阜のふるさとの風景にCG演出を加え、子どもから大人まで幅広い世代の興味を引く内容としました。
参加者は、夏夜を彩る鮮やかな映像と迫力のある音で、川と海のつながりを体感。特に、小さな子どもたちがおよそ10分の上映時間中、静かにじっと見入っている姿が印象的でした。魚が泳いだり、花火の賑やかな映像が流れると手を叩いて喜び、映像が終わると「もう1回見よう」と保護者にねだる子ども達の声が聞こえてきました。また、随所に挿入されたごみを拾うシーンを見逃さず「ごみを拾っていたね」「川をきれいしないとね」と、終了時に家族で話す姿も多く見られ、自然と環境の話題が広がっていたことも感じられました。
プロジェクションマッピングを見るために足を運んでいただいた方、偶然公園に来ていた方と様々でしたが屋外で自由に見ることができる気軽さで多くの人に鑑賞していただくことができました。「コロナ禍でこの夏も海や川にでかけることができなかった。夏のイベントへの参加を控えていたため、夏の最後に思い出ができてよかった」と参加者からお声がけいただきました。
参加人数:1130人  ※1日3回、計7日。25日は雨天中止

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  • 夜の公園でワクワクどきどき!公園ナイトガイドツアー

期間中の土日はプロジェクションマッピングの上映後に、夜の公園で生き物を観察しながら歩く公園ナイトガイドツアーを実施しました。講師を務めたのは、岐阜県山県市在住のネイチャーガイド星屋明孝氏(MIYAMAいく代表/2級ビオトープ計画管理士/山県市移住定住アドバイザー)超音波の機器を使用して
コウモリを探したり、園内に生息する生き物を見つけたり、きれいな水が無いと生きられない生き物などを紹介しながら楽しく川や海の話を展開しました。夜の公園という特別なシチュエーションに、子ども達はワクワクどきどき。クモやアメンボなど日頃よく見る生き物も先生の話を聞くと発見がいっぱい!ガイドツアーから戻った子どもたちは、とても楽しそうに「こんな生き物がいた!」「こんなことを聞いた」と、学んだことを一生懸命スタッフに話してくれました。
また、ガイドの内容はプロジェクションマッピングの映像とリンクするよう工夫し、講師は映像で登場した魚や流域の伝統文化についても話を盛り込み、伏線としてより理解を深めることができました。
参加人数:46組 106人  ※1日2回、計3日。1回あたり8組限定。1組3人まで

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  • 学びを広げる!自然発見館で「海とプラスチック」をテーマにした環境講座

イベント期間中の25日(木)には、海洋ごみについて学習を深める位置づけとして、小学生以上を対象に「海とプラスチック」をテーマとした環境講座を実施しました。より専門的な学習となるように、環境教育プログラムを行っている自然発見館に講座を依頼し、川原のごみを用いてプラスチック系のごみが自然界に与える影響を学びました。川や海の現状についてスライドやゲームなどで学んだり、河川敷に実際に出向いてごみの観察を実施。参加者は「この場所になぜ、こんなごみが落ちているのか」と驚き、まちのごみがこうして川に流れてくること、そしてそのごみはやがて海へと流れていくことを知りました。
参加人数:6組 14人※8組限定。1組3人まで

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  • みんなでごみ拾いDAY

河川環境楽園内でごみ袋を配布し、岐阜県清掃活動ウェブぺージ「クリーンアップぎふ~海まで届け清流!~」や、ごみ拾いSNS「ピリカ」を活用した清掃活動やごみの回収を河川環境楽園一帯で実施しました。会場となる公園はとてもきれいな公園ですが、来園者の多い施設ではごみ箱からはみ出したごみや、こぼれた出したものがいずれ海に辿り着いてしまいます。来園者にきちんと分別してしっかり箱の中に収めることの重要さを呼び掛け、公園内や周辺でごみ拾いを行いました。置き去りにされたごみは無いか、こぼれ落ちたごみは無いか、参加者たちはくまなく確認し探し集めてくれました。ごみを持ってきてくれた子ども達は「はみ出していたのを拾ったよ」「これからはごみ箱から飛び出そうになったらおさえるよ」と話してくれました。
多くの方が利用する場所やイベント会場ではごみが多く排出されるため、1人1人の利用方法が重要となります。本イベントは啓発の良い機会となりました。 この他、8月に自然発見館で行われた環境講座の参加者にもごみ袋配布とともに清掃活動を呼び掛け、講座後に各自でごみ拾いを実施しました。
参加人数:521人 (25日ごみ拾いDAY 363人、その他 168人)
回収ごみ袋数:可燃ごみ10袋、不燃ごみ6袋  ※回収は25日のみ

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  • Twitterで想いを共有 みんなで発信!

指定ハッシュタグ「ぎふ海恋」をつけて、プロジェクションマッピングの写真を投稿していただくTwitter連動企画を実施。写真とともにたくさんの感想を寄せていただきました。SNSを通じて想いを共有できたことがとても嬉しく、みんなで呼び掛けていくことがこの先、岐阜県の海洋ごみ対策に繋がっていくと感じました。

■参加者の声 投稿より抜粋

・海の無い岐阜で川から海のつながりを感じた
・これからもやってほしい、また見たい
・川をきれいにして海まできれいになりますように
・岐阜県民としてきれいな長良川を守りたい
・頑張って待ってよかった すごく綺麗で「また見たい!」
・夏の思い出になった
・川は海まで繋がっているから海なし県でも海を綺麗にするためにできる事がある
 当たり前だけど、忘れかけていた
・色んな岐阜の風景が映されていて綺麗でした
・海のごみが少なくなりますように…
・近所の川をきれいにすることで私たちでも海を守れるのだと思った
・海まで清流届きますように…

<団体概要>

団体名称:海と日本プロジェクトin岐阜県実行委員会
URL:https://twitter.com/umigifu
活動内容:世界農業遺産に認定された「清流長良川の鮎」を核とした清流づくりの理念をベースに、海なし県の岐阜からも子どもたちや若者を中心に多くの人が海への関心を高め、行動を起こすムーブメントを醸成することを目的として、テレビ・ラジオ放送、イベント開催、ごみ拾い活動など

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CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

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日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

 

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