岡山のIPU環太平洋大学の学生と墨田区の職人技による鹿革製カップスリーブが9月9日より東京ソラマチで販売開始!

0
269
岡山のIPU環太平洋大学の学生と墨田区の職人技による鹿革製カップスリーブが9月9日より東京ソラマチで販売開始!のメイン画像

「人間の都合で奪った命を大切にしてくれる人のもとへ届けたい」という学生の想いを込めたブランド「IPU Gibier(ジビエ)」の商品づくりを、産学連携で挑戦しています。

IPU環太平洋大学(所在地:岡山県岡山市/学長:大橋節子/以下IPU)のブランド戦略論から誕生した「IPU Gibier(ジビエ)」は、学生目線でジビエ料理を気軽に食べられるメニュー開発を行い、食肉として加工後の皮を活用して、ジビエレザーの商品づくりを行っています。
今回、大学のある岡山市東区の瀬戸地区で捕獲された鹿皮を、山口産業(所在地:東京都墨田区/代表取締役:山口明宏)が開発した人や環境、動物にも配慮したラセッテーなめし製法で革にし、高級革製品製造で知られる二宮五郎商店(所在地:東京都墨田区/代表取締役:二宮眞一)の職人技によってカップスリーブに生まれ変わりました。
カップスリーブはバッグにつけて持ち運べるタイプで、赤・緑・青の3色展開。
1個11,000円(税込)で、9月9日から10月2日までの期間、東京スカイツリータウン・ソラマチで開催される「ecoselect POPUP SHOP」に出店いたします。
売上金の一部は、ジビエ料理を通じて命の大切さを伝えるこども食堂の運営に活用します。

 

 

岡山のIPU環太平洋大学の学生と墨田区の職人技による鹿革製カップスリーブが9月9日より東京ソラマチで販売開始!のサブ画像1

 

<目的>

令和4年2月の農林水産省の発表では、野生鳥獣による農林水産被害額は、161億円にのぼり、鳥獣被害によって、営農意欲の減退、耕作放棄・離農の増加、さらには森林の下層植生の消失等による土壌流出、希少植物の食害、車両との衝突事故等の被害も問題になっています。
環境省による「捕獲数及び被害等の状況等」(令和3年8月19日現在)によると、捕獲されるイノシシは68万頭、シカは67万頭と年々増加傾向ですが、ジビエ料理として利活用されるのはそのうち1割程度であり、皮のほとんどは廃棄物として捨てられています。
また、畜産業から排出される温室効果ガスや穀物不足も懸念され、生物多様性の観点でも野生動物の利活用が注目されています。
岡山市東区にある環太平洋大学の周辺も、シカやイノシシが大量に生息し、岡山市では年間4000頭のイノシシが焼却処分されています。そこで、2021年9月からスタートしたブランド戦略論の授業は、地元の社会課題解決を目的とし、ブランド構築に取り組みました。
また、文部科学省が推進しているESD(Education for Sustainable Development/持続可能な開発のための教育)も意識し、ジビエを通じて、命の大切さを伝えることも狙いとしました。

 

<IPU Gibierを通じて解決したい社会課題>

ブランド戦略論の担当講師である扇野睦巳(株式会社ファーストデコ 代表取締役)は、2021年4月よりジビエレザーやエシカルレザーの普及促進を行う一般社団法人やさしい革(所在地:東京都墨田区/代表理事:山口明宏/以下やさしい革)の理事メンバーでもあることから、学生と共に、産学官連携で人と動物と食に関わるサステナブルサプライチェーンの構築に挑戦。学生目線で、ジビエをもっと身近に感じられる商品づくりを行い、まずは大学のある岡山市東区瀬戸地区の野生鳥獣問題解決に取り組んでいます。

岡山のIPU環太平洋大学の学生と墨田区の職人技による鹿革製カップスリーブが9月9日より東京ソラマチで販売開始!のサブ画像2

 

<いきさつ>

2021年度後期ブランド戦略論では9グループのうちの1グループがジビエレザーをテーマにしたことから、大学周辺で捕獲される害獣の捕獲、と殺、解体の様子を実際に現地で見学するフィールドワークを計画。

IPU1期生で捕獲、と殺、解体業を行っている株式会社どんぐり代表取締役石原佑基氏の協力の元、2021年11月にフィールドラーニングを実施しました。

 

岡山のIPU環太平洋大学の学生と墨田区の職人技による鹿革製カップスリーブが9月9日より東京ソラマチで販売開始!のサブ画像3

このフィールドラーニングを通じて、「人間の都合で奪った命を大切にしてくれる人のもとへ届けたい」という学生の想いを込めたブランド「IPU Gibier(ジビエ)」が誕生。レザーだけではなくお肉や骨も活用したいという考えから、ジビエラーメンやジビエパスタ、ジビエカレーパンの試食会を岡山市内の企業の協力により開催しました。

食用として使われた後の皮の利活用については、東京都墨田区のタンナーでありやさしい革代表理事でもある、山口産業株式会社山口明宏氏からオンラインでご教授いただき、人にも環境にもやさしいラセッテーなめし製法で皮から革にアップサイクルしていただきました。

ジビエレザーの商品づくりは、いつも大切に持ち運べるものとして、カップスリーブを考案。
ところが、個体差がある野生動物ならではの傷や色むら、革の厚みもまちまちだったため、商品化は大変難しい様相となりました。そこで、皮革製品の第一人者、二宮五郎商店代表取締役、二宮眞一氏に想いを共感いただき、革を知り尽くした技術力によってこの度の製品化の実現に至りました。

 

<イベント概要>

期間:9月9日(金)~10月2日(日)
時間:10:00~21:00
場所:東京ソラマチ
〒131-0045 東京都墨田区押上1-1-2
東京スカイツリータウン・ソラマチ 2F9番地
「ecoselect POPUP SHOP」

<商品概要>

素材:鹿革
カラー展開:赤、青、緑
販売価格(税込):11,000円 
 

岡山のIPU環太平洋大学の学生と墨田区の職人技による鹿革製カップスリーブが9月9日より東京ソラマチで販売開始!のサブ画像4

岡山のIPU環太平洋大学の学生と墨田区の職人技による鹿革製カップスリーブが9月9日より東京ソラマチで販売開始!のサブ画像5

 

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください