風神雷神をかたどったオチャノキ、800年ぶりに故郷の京都建仁寺へ還る。

五穀豊穣の象徴である風神雷神。お茶文化の盛り上がりを願います。

株式会社グリーンディスプレイ(本社:東京都世田谷区、代表取締役:望月善太)が手掛ける、オチャノキから人と自然のつながりを見つめなおす「オチャノキプロジェクト」の活動として、2020年3月3日(火)に茶文化発祥の地、京都建仁寺へ風神雷神図屏風をイメージした2本対のオチャノキを献納。およそ800年ぶりの時を経て故郷へ還りました。
2021年7月5日(月)に住職や北山造園の皆様と共に思いを綴った看板をオチャノキのもとに納めました。
  • 建仁寺

建仁寺は、臨済宗建仁寺派の大本山で、建仁2年(1202年)に開創。茶文化を一般にまで広めた茶祖・栄西禅師が開山した、京都最古の禅寺です。東京2020五輪の記念硬貨のデザインにも選出された、国宝「風神雷神図屏風」など、多くの文化財を有し、京都五山の1つに数えられます。

 

風神雷神をかたどったオチャノキ、800年ぶりに故郷の京都建仁寺へ還る。のサブ画像1_風神雷神図屏風のように佇む2本のオチャノキ。風神雷神図屏風のように佇む2本のオチャノキ。

 

  • オチャノキプロジェクトと建仁寺

オチャノキプロジェクトとは静岡県掛川市から始まった、日本全国の高齢化などの理由で休耕地となった茶畑で役目を終えたオチャノキに新たな価値を見出すグリーンディスプレイが手掛けるプロジェクトです。

掛川茶は、平成28年6月5日の開山忌法要から、掛川茶振興協会より建仁寺に献納しており、掛川市という共通点からご縁あって、掛川市の茶畑から掘り上げた大きなオチャノキを2020年3月3日(火)、国宝「風神雷神図屏風」をイメージして、三門前に2本対になるよう植樹しました。
 

風神雷神をかたどったオチャノキ、800年ぶりに故郷の京都建仁寺へ還る。のサブ画像2_2020年献納時。感謝の意を込めたお経が詠まれた。2020年献納時。感謝の意を込めたお経が詠まれた。

 

風神雷神をかたどったオチャノキ、800年ぶりに故郷の京都建仁寺へ還る。のサブ画像3_イメージとなった建仁寺が所蔵する風神雷神図屏風。イメージとなった建仁寺が所蔵する風神雷神図屏風。

 

 

昨年、 栄西禅師の旧暦の命日である7月5日に行われる予定だった献納式がコロナウイルス感染症拡大の影響から、1年延期となり2021年7月5日(月)に住職の皆様、建仁寺の庭を手掛ける北山造園の皆様、掛川市の皆様、多くの方々のご協力あって、私たちの思いを綴った看板をオチャノキのもとに納めました。

 

 

風神雷神をかたどったオチャノキ、800年ぶりに故郷の京都建仁寺へ還る。のサブ画像4_建仁寺の浅野住職や北山造園と一緒に看板の位置を調整中。建仁寺の浅野住職や北山造園と一緒に看板の位置を調整中。

 

風神雷神をかたどったオチャノキ、800年ぶりに故郷の京都建仁寺へ還る。のサブ画像5_4m近くあるオチャノキ。ここまで大きなものは日本国内ではとても珍しい。4m近くあるオチャノキ。ここまで大きなものは日本国内ではとても珍しい。

風神雷神をかたどったオチャノキ、800年ぶりに故郷の京都建仁寺へ還る。のサブ画像6_浅野住職に監修頂いた文章。浅野住職に監修頂いた文章。

 

  • 担当者のコメント

長い間畑で眠っていたオチャノキが、建仁寺という歴史ある場所で日の目を見ることはとても光栄です。
お茶によって生まれた人と人との繋がりを「茶縁」と呼んでいます。今回も茶縁のおかげでここまでやって来れました。恩返しが出来るよう、これからも日本全国へオチャノキの魅力を広めていけるよう努めて参ります。

京都にお越しの際は、オチャノキに会いに行ってみて下さい。
 

 

<オチャノキプロジェクト>
日本人に馴染みの深い“お茶”を生み出す“オチャノキ”から、人と自然のつながりを見つめ直していくことを目指しています。
“オチャノキ”を始め、都市生活を支えるために作られてきた農作物や植物に焦点を当て、その自然が本来持つ美しさ、長い間続いてきた人と自然の営み、そして、新しいグリーンとしての魅力を知ってもらいたいという思いから2016年に本格始動しました。

▼オチャノキプロジェクト公式ウェブサイト
http://www.green-display.co.jp/ochanoki-project/

▼グリーンディスプレイ公式ウェブサイト
http://www.green-display.co.jp

▼グリーンディスプレイ公式note
https://note.com/green_display

▼グリーンディスプレイInstagram
https://www.instagram.com/green_display/

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