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2022年9月10日(土)7時45分~ 場所:由比港漁業協同組合
日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 静岡県」を9月10日(土)に開催し、5組11名の小学生親子が参加しました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- 【日本さばける塾 in 静岡県】イベント概要
・開催概要 ”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海
を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①現役漁師さん(講師)による魚さばき・調理実演
②参加親子が地元の鮮魚のさばきと料理作りに挑戦、親子で試食。
③海にまつわる講義(市場見学・地元の海しずまえについて)を受ける 以上を実施
・日 程 2022年9月10日(土)7時45分~12時30分
・開催場所 由比港漁業協同組合(静岡市清水区由比今宿字浜1127)
・参加人数 5組11名(小学3~6年生と保護者)
・講 師 西倉沢定置網 第十一光洋丸 船長 望月保志・静岡市 水産漁港課 榮嶋美紅 ほか
・主 催 海と⽇本プロジェクト in静岡県実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
・共 催 ⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
・協力団体 由比港漁業協同組合、静岡市水産漁港課
- 朝水揚げされたばかりの新鮮な魚をさばいて料理に挑戦!
特別に駿河湾を望む由比港漁業協同組合の調理室をお借りして、「日本さばける塾 in 静岡県」を開催しました。小学生の親子5組11名が参加し、イベントを通して魚をさばく楽しさや技術を学び、海への理解を深めました。今回イベントに参加した方のほとんどが魚をさばくのは初めてでした。まずは、由比港で活躍する現役漁師の望月さんによるデモンストレーションで、魚をさばく行程やきれいにさばくコツを教わりました。
学んだポイントを振り返りながら一人ひとり、水揚げされたばかりの魚をさばき、「アジの刺身」、「サバの煮つけ」、「カマスのカレームニエル」を作りました。初めは苦戦する参加者もいましたが、皆さん楽しそうにチャレンジし、全員が魚をさばくことが出来ました。
- 魚市場の活気に興奮!静岡の海の魅力も再発見!
魚をさばく体験をする前に、漁港でその日に水揚げされたばかりの数十種類の魚が並ぶ様子や、仲買人さんたちが威勢良く競りを行う様子を、由比漁港協同組合の方の説明を受けながら見学しました。普段は見ることができない大量の魚や、競りの活気に参加者達は興味津々でした。
続いて、日本さばける塾の趣旨を説明した動画を見たのち、静岡市水産漁港課の榮嶋さんから、静岡市の海「しずまえ」のことや、そこで暮らす生き物、静岡市の水産漁業の特徴についてクイズを交えて、お話をいただきました。普段何気なく食べている魚についての学びを通し、参加者は海への理解を深めました。
- 参加した子ども・保護者からの声
「初めてみる競りの様子や魚の知識、三枚おろしのさばき方を知れて楽しかった。」(⼩学6年⽣男子)
「魚をさばくことが出来て楽しかった、さばき方を忘れないように家でもチャレンジしてみたい」(⼩学3年⽣女子)
「貴重な体験が出来て楽しかった、さばいた魚に感謝の気持ちを持って食べたい」(⼩学4年⽣女子)
「魚をさばくことが初めての子供が上手にさばけたことに感動しました。魚の種類や見分け方などの知識がわかって、もっと魚を色々調べてみたいと思いました。」(保護者)
「何となくは知っていましたが、静岡市の漁業の特徴など海の知識が深まりました。また、普段接点の無い漁師の方から海の話を聞きながら魚をさばく貴重な体験でした」(保護者)
<団体概要>
団体名称 :日本さばけるプロジェクト実行委員会
URL :http://sabakeru.uminohi.jp/
活動内容 :日本さばける塾に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/