水問題の構造的解決に挑む「WOTA株式会社」、「水ing株式会社」より出資が決定

「小規模分散型水循環システム」および「水処理自律制御技術」を開発・提供するWOTA株式会社(代表取締役・前田 瑶介、以下「WOTA(ウォータ)」)は、水ing株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:中川 哲志、以下、水ing)より出資を受けることが決定いたしましたので、お知らせいたします。

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WOTAは、2014年の設立以来、人類と地球の未来に関わる水問題について、その構造的な課題に目を向け、解決に挑んできました。水問題には、世界規模の水不足や水汚染、そして従来型の水インフラに係る課題があり、いずれの課題も年々深刻化しています。

WOTAは、その解決策として「小規模分散型水循環システム」を世界に普及させることを目指しております。これにより、水にまつわる根本的な社会課題のうち、次の3つの側面の解決に貢献したいと考えています。

  1. 水不足への構造的解決:生活排水を小規模に効率的に再生処理・循環利用し、水資源を大切に使う社会システム・ライフスタイルの醸成
  2. 水汚染への構造的解決:生活排水を資源として再利用することで、未処理の排水が放流され水汚染が生じることによる人々の健康被害や生態系の悪化を阻止
  3. 従来型の水インフラに係る課題の構造的解決:従来型インフラと分散型インフラ双方の長所を活かした、持続可能な水インフラの迅速かつ柔軟な構築

この度の出資により、水ingが保有する上下水道施設等の設計、管理、施工、関連機器の販売に関する豊富な経験・ノウハウと、当社の小規模分散型水循環システムを融合することで、プロダクト化および社会実装の加速に向けて取り組んでまいります。

【水ingについて】

水ingは、「生命の源である水を通じて、いつまでも社会に貢献し続ける」という企業理念のもと、株主である(株)荏原製作所、三菱商事(株)、日揮ホールディングス(株)の実績や信頼を活かし、国内を中心に水・環境インフラ施設や飲料メーカー等の民間工場の水処理設備の設計・建設・維持管理業務等で、水に関する課題の解決のために貢献する総合水事業会社です。現在では、主に水道・下水道等の水・環境インフラ施設の更新事業を担っており、また、浄水場や下水処理場、民間工場等およそ300カ所で施設の運転・維持管理業務を受託しています。長期に亘る資産管理の知見を有し、PPP・PFIなど様々な手法を提案しながら、時代に合った水・環境インフラの事業運営を担っています。
名称:水ing株式会社 
代表者:代表取締役社長 中川 哲志
事業開始:1931年
グループ従業員数:4,400名(2021年7月時点)
事業内容:上・下水道の水・環境インフラ施設の設計、建設・メンテナンス、運転・維持管理、水処理関連薬品の製造・販売等
https://swing-w.com/index.html

【WOTAについて】

WOTAは、「水問題を構造からとらえ、解決に挑む」を存在意義に掲げる、日本のスタートアップ企業です。地球上の水資源の偏在・枯渇・汚染によって生じる諸問題の解決のため、「水処理自律制御技術」及び「小規模分散型水循環システム」を開発しています。
当社プロダクトには、災害時等に仮設シャワー施設として活用できる可搬型の水再生処理プラント「WOTA BOX」、水道不要の水循環型手洗いスタンド「WOSH」があります。これらのプロダクトを日本国内において災害対策、衛生対策のため全国的にご活用いただく中で、将来構想である「小規模分散型水循環システム」の実証も実施してまいりました。
今後も研究開発とプロダクト普及を推進し、人類がより持続的かつ自由に水資源を使いこなせる「小規模分散型水循環社会」の実現を目指してまいります。
www.wota.co.jp

【会社概要】

WOTA株式会社 https://wota.co.jp/
代表者:代表取締役CEO 前田瑶介
所在地:東京都中央区日本橋馬喰町一丁目13番13号
設立:2014年10月24日 
事業内容:小規模分散型水循環システムの開発、水処理自律制御システムの開発

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