延岡市の空き家利活用プロジェクトの事業案が決定!「山下新天街にアートで道をつくる」今後、事業化に向け始動

空き家所有者、地域、事業者、そして自治体を繋ぐマッチングプラットフォームを運営する空き家活用株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:和田 貴充、以下アキカツ)と延岡市、そして延岡市出身、元競泳選手・松田丈志氏が協力し、令和4年4月1日より事業公募を開始した延岡市の空き家を利活用するプロジェクト「HYPHENATION in NOBEOKA(ハイフネーション イン ノベオカ)」(以下「HYPHENATION in NOBEOKA」)の事業案が「山下新天街にアートで道をつくる」に最終決定したことをお知らせします。

延岡市の空き家利活用プロジェクトの事業案が決定!「山下新天街にアートで道をつくる」今後、事業化に向け始動のサブ画像1_「HYPHENATION in NOBEOKA」で最終決定した事業案(二次審査プレゼン資料より)「HYPHENATION in NOBEOKA」で最終決定した事業案(二次審査プレゼン資料より)

「HYPHENATION in NOBEOKA」とは、延岡市にある商店街、山下新天街の空き家店舗を利活用、推進するために立ち上がったプロジェクトで、7月31日をもって公募の受付を終了、8月上旬に行われた一次・書類審査を経て、9月20日にオンラインで行われた二次審査には、応募者9名のうち最終5名が参加し、最後のプレゼンテーションを実施しました。一次審査以降、審査員コメントのフィードバックやメンタリングを通して各自企画内容をブラッシュアップしてきた中でのプレゼンテーションであるため、熱がこもった内容であり、最終的に選ばれた「山下新天街にアートで道をつくる」を提案した西村史彦氏(佐賀県在住)は「採択いただきとても嬉しく思っております。延岡市で、山下新天街で、障害やアーティスト、アートなどのキーワードを軸に多くの人と交わり、共に笑える未来をつくっていけることを楽しみにしております」とコメントしています。

延岡市の空き家利活用プロジェクトの事業案が決定!「山下新天街にアートで道をつくる」今後、事業化に向け始動のサブ画像2_「山下新天街にアートで道をつくる」を提案した西村史彦氏「山下新天街にアートで道をつくる」を提案した西村史彦氏

西村氏は今後、空き家の所有者と正式に賃貸借契約を結び、空き家の改装など、事業開始に向け動き出す予定です。アキカツは、西村氏の希望に応じて、広報PRやクラウドファンディングによる資金獲得支援、事業推進等に関する相談など引き続きサポートを実施して参ります。

  • 最終事業案「山下新天街にアートで道をつくる」について

延岡市の空き家利活用プロジェクトの事業案が決定!「山下新天街にアートで道をつくる」今後、事業化に向け始動のサブ画像3_最終事業案「山下新天街にアートで道をつくる」事業内容の一部(二次審査プレゼン資料より)最終事業案「山下新天街にアートで道をつくる」事業内容の一部(二次審査プレゼン資料より)

タイトル:

「山下新天街にアートで道をつくる」

事業の概要:

精神の不調や発達障害、知的障害、身体障害などの理由から「働きづらさ」を抱える人々が、「好き」を「武器」に変えてアーティストとして自分らしい形で経済的社会参加ができる就労継続支援B型サービスを提供。山下新天街の空き家店舗は、「働きづらさ」を抱える障がいのあるアーティスト達のアトリエ、ギャラリーとして運営。

事業企画者:

西村史彦氏(佐賀県、株式会社すみなす代表取締役)

  • 最終決定に選ばれた事業案に対する審査員のコメント

読谷山洋司市長:

「延岡市は、障がい福祉政策を強化するため、現在「親亡き後の暮らし支援策」の構築中であり、また、障がいをお持ちの方に活躍していただく「延岡市ワークステーション」を本年7月に開設するなど、「誰もが安心の共生社会づくり」に取り組んでいます。
株式会社すみなす様のご提案は、まさに本市の政策に合致しているとともに、空き家・空き店舗対策の新たな「希望の灯」です。
アートに国境はありません。是非延岡を世界とつなげていただくようお願いします。」

元競泳選手・松田丈志氏:

「アートを通して延岡・山下新天街に人が集まり世界に発信できる事業となり、誰もが生きやすく、働きやすいダイバーシティーが実現される事を期待しています。
空き家問題に対する取組みのスタートとして今後もサポートしていきたいと思います。」

日本政策金融公庫・熊本創業支援センター所長岩長浩平氏:

「障がい者の就労支援とアートを掛け合わせ、雇用者と被雇用者の課題までも解決する魅力的なプランでした。
山下新天街のみならず、延岡市がアートで満ち溢れる街になることを楽しみにしています。」

TURNSプロデューサー堀口正裕氏:

「人材の指導スキームが確立され、周知方法やビジネスモデルも明確で実現性の高いプロジェクトです。更には多様性の高いコミュニティ創りにも貢献する内容で、障がいや精神疾患を持つ方々の豊かな個性・感性を活かし、支援される対象ではなくアーティストとして自立して活躍できる選択肢を作ることも福祉分野での課題解決にも繋がる注目のプロジェクトです。」

  • 空き家を利活用した事業誘致モデルに期待

「HYPHENATION in NOBEOKA」は、空き家の利活用を目的とし、事業者(起業者)を誘致し、市と連携し事業立ち上げからサポートをするモデルで、アキカツとして初の試みです。「地方には人口減といった目の前の課題があります。移住だけに拘らず、起業を促したり、営業拠点を誘致することで街が活性化する方法もあります。今回のように市民だけでなく、近郊の街からの問い合わせも沢山ありました。この“延岡モデル”を全国へ派生させることが出来たら、人口の行き来も増え経済にも良い影響を与えるのではと考えています」(アキカツ代表・和田 貴充)

また、最終選考に選ばれなかった事業者についても、意向確認を行ながら、他の空き店舗等を紹介するなど、延岡市でチャレンジできるようサポートを継続して参ります。

  • 一次審査を勝ち残ったその他事業案について

事業案:

独居高齢者や身寄りのない方のため、入院や施設入居時の身元保証のサポートなどのお困りごとの解決等を通して、〈終活をサポートする相談事務所〉

事業企画者:

黒木麻衣子氏(一般社団法人未来支援らしさ代表理事)

事業案:

延岡のタウンマネージャーとして、商店街のブランド化・まちの価値上昇を推進!
〈商店街丸ごとホテル化とチャレンジ店舗広場〉を創出する〈地域活性化事業〉

事業企画者:

阿部信孝氏

事業案:

ローカルカルチャーを創造する〈コンテンツカフェ&バー〉

事業企画者:

前田遼氏(サンドウェーブ株式会社代表取締役)

事業案:

既存建物や街並みと融合し、〝エモ懐かしい〟門前町としての歴史と文化を守りつつ、新天街への新規出店や住まいづくりをサポート!賑わいを創出する、カフェなども併設の〈人が集まれる不動産屋〉

事業企画者:

金市武彦氏(株式会社まる武不動産代表取締役社長)
 

延岡市の空き家利活用プロジェクトの事業案が決定!「山下新天街にアートで道をつくる」今後、事業化に向け始動のサブ画像4

延岡・空き家利活用プロジェクト「HYPHENATION in NOBEOKA」公式ウェブサイト:

https://seminar.aki-katsu.co.jp/hyphenation_in_nobeoka

  • 空き家の専門家、空き家活用株式会社代表・和田貴充について

延岡市の空き家利活用プロジェクトの事業案が決定!「山下新天街にアートで道をつくる」今後、事業化に向け始動のサブ画像5
1976年 大阪府生まれ20歳で父の事業を継承し、24歳で廃業。その後、不動産業界に飛び込み、建築、不動産に関わるあらゆる業務を経験した後、2010年に独立。『日本の空き家問題を解決したい』を背景に、2014年に空き家活用株式会社を設立。2017年1月より、自分達で調査員を派遣し空き家の実態調査を開始。2018年8月には第三者割当増資で6210万円を調達し空き家活用データシステム「AKIDAS(アキダス)」をリリース。2019年1月には本社を東京に移転。空き家所有者の課題に寄り添い、地域住人、事業者、そして自治体の方々を繋ぐ新しい取り組みとなる、空き家マッチングプラットフォーム「空き家活用ナビ」を構築。2021年11月より東京都世田谷区との協業により「せたがや空き家活用ナビ」をスタート、2022年6月には、全国の自治体向けに、空き家物件のクラウド管理から利活用斡旋までをパッケージした空き家対策サービス「アキカツ自治体サポート」(https://navi.aki-katsu.co.jp/municipalitysupport)の提供を開始した。
受賞歴(一部):
2017年9月/平成29年度「国土交通省地域の空き家・空き地等の利活用等に関するモデル事業者」に選定
2018年6月/平成30年度「国土交通省地域の空き家・空き地等の利活用等に関するモデル事業者」に選定
2018年11月/SDGsビジネスコンテストにて「優秀賞」を受賞
2019年2月/日本最大級のピッチイベント「未来2019」で、シェアリングサービス賞およびグッドパフォーマンス賞を受賞。
2019年3月/西武ホールディングスが主催するアクセレレータープログラム「Swing」の事業検討企業に選出
2019年7月/住吉区、空き家対策に協力する民間事業者を募集、第一号に空き家活用(株)のモデルが採用
2020年1月/内閣府オープンイノベーションチャレンジにて茨城県つくば市への提案が採択される
2020年9月/東京都「民間空き家対策東京モデル支援事業」に空き家活用(株)が提案した「リモートセンシングを活用した空き家調査の効率化に向けた先進事業」が採択される
2021年2月/宮崎県延岡市と「空き家活用モデル事業」に関する連携協定を締結
2021年4月/埼玉県・寄居町と「空き家活用モデル事業」に関する連携協定を締結
2021年10月/SDGs研究所主催第2回SDGsビジネスアワードで「SDGsソーシャルビジネス大賞」を受賞
2021年10月/大阪府泉南郡岬町と「空き家活用モデル事業」に関する連携協定を締結
2021年10月/茨城県常総市と「空き家活用モデル事業」に関する連携協定を締結
2021年10月/東京都世田谷区と「空き家活用マッチングシステム」に関する協定を締結
2021年11月/東京都世田谷区との協業によるマッチングプラットフォーム
「せたがや空き家活用ナビ」がスタート
       https://seminar.aki-katsu.co.jp/setagayanaviuser
2022年4月/延岡・空き家利活用プロジェクト「HYPHENATION in NOBEOKA」にて事業者公募開始
https://seminar.aki-katsu.co.jp/hyphenation_in_nobeoka
 2022年6月/「Smart City Osaka Pitch 2022」(大阪スマートシティパートナーズフォーラム)にて優秀賞を受賞
 2022年7月/北海道・栗山町と「地域活性化起業人制度」に関する連携協定を締結

  • 空き家活用株式会社概要

・名称 :空き家活用株式会社
・代表取締役社長:和田貴充
・本社所在地 :東京都港区北青山三丁目3番13号 共和五番館2F
・設立 :2014年8月
・資本金:14,473万円
・従業員数:14名(+役員6名)
・事業内容 :空き家の市場への再流通システムの構築、空き家所有者と空き家利用者を繋ぐポータルシステムの構築、運用、空き家に対する新しい利活用モデルの開発、提案
・コーポレートサイト:https://aki-katsu.co.jp/
・サービスサイト:
空き家活用データシステム「AKIDAS(アキダス)」:https://aki-katsu.co.jp/about-akidas/
アキカツマガジン:https://aki-katsu.co.jp/magazine/
空き家活用YouTube公式「ええやん 空き家やん ちゃんねる」(登録者数2.56万人)/6月現在:
https://www.youtube.com/c/akiyayan
空き家活用公式LINE:https://lin.ee/vEpG93U
「アキカツ自治体サポート」:https://navi.aki-katsu.co.jp/municipalitysupport
・営業所 :
名古屋営業所/愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋21階 SPACESJPタワー名古屋
大阪営業所/大阪市北区中津3丁目10-4 第一西田ビル3階(Laugh Out 中津)
以上

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