SDGsのその先、世界で注目される「リジェネレーション」をミッションとしたNGOの女性起業家がグローバル大賞を受賞

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 2022年10月6日(木)で設立8周年を迎える、アジア太平洋のチェンジメーカー支援からスタートした一般社団法人Earth Company(東京都港区)の代表理事 濱川明日香は、一般社団法人東京ニュービジネス協議会(東京都港区 以下NBC)が主催する「2022 グローバル大賞 海外アントレプレナー賞 優秀賞」を受賞しました。

SDGsのその先、世界で注目される「リジェネレーション」をミッションとしたNGOの女性起業家がグローバル大賞を受賞のサブ画像1_「2022 グローバル大賞 海外アントレプレナー賞 優秀賞」を受賞した濱川明日香「2022 グローバル大賞 海外アントレプレナー賞 優秀賞」を受賞した濱川明日香

[1] グローバル大賞と
[2]「リジェネレーション」をミッションとした事業背景
[3]「リジェネラティブ」事業モデル
[4] 審査員所感
[5] 受賞者プロフィール

[1] グローバル大賞とは

NBCでは、新事業創出や海外進出によって、雇用創出・地域活性化を推進しているアントレプレナー精神旺盛な企業または個人を顕彰しています。
企業がサステナブルな成長を遂げるには、SDGsやESGと向き合う必要があります。特に近年コロナの影響もありビジネスフィールドが国境を問わなくなったいま、グローバルスタンダードな考え方・指標をいち早く理解し、経営に取り入れる機会を提供することが必要です。
SDGsは2030年までの目標。そこで、NBCが主催するグローバル大賞 2022では、SDGsのその先のあり方として注目されているモデル「リジェネレーション:再生」という概念にいち早く取り組み、事業として実現している先進的な取り組みを顕彰しました。

[2]「リジェネレーション」をミッションとした事業背景

Earth Companyは、インドネシアのバリ島と日本を拠点とする二団体の総称です。そのうち日本法人は2014年10月6日に、同賞を受賞した濱川明日香、その夫である濱川知宏により共同設立されました。
先進国は経済発展を背景に、気候変動をはじめ、人間の力では解決できないほどの多く複雑な社会環境課題を生み出し続けてきました。2030年までの目標であるSDGsが目指す持続可能性は、今のモデルのままでは実現できません。
「地球を救える最後の世代」と言われる私たちが次世代につなぐ未来を創るために、新たな発展のモデルを示したい。そこで、Earth Companyは「人と社会と自然が共鳴しながら発展する『リジェネラティブ(再生的)』なあり方を追求する」ことを団体のミッションに掲げ、以下3つの事業を展開しています。

一般社団法人Earth Company(東京都港区)

・リジェネラティブな未来を創る類稀な変革力を持つアジア太平洋のチェンジメーカーを支援する「インパクトヒーロー支援事業」
・リジェネラティブな未来をつくる人を育成する研修プログラム「インパクトアカデミー事業」

PT Jalan 278(バリ島ウブド)

・リジェネラティブなあり方を具現化した「エシカルホテル事業(Mana Earthly Paradise)」

[3]「リジェネラティブ」事業モデル

■「インパクトヒーロー支援事業」

1年に1人、アジア太平洋地域で様々なSDGsに取り組み、リジェネラティブな未来を創る類稀な変革力を持つチェンジメーカー(社会起業家)を「インパクトヒーロー」として選出。3年間とことん寄り添い、彼らが持つリーダーとしての素質・能力を引き出し、その活動のインパクトを最大化する、社会起業家支援をしています。支援を通じた受益者は2021年までの累計で101万人、7ケ国で支援を提供し、9施設を建設、被災地などの緊急支援は5回に上ります。

 

 

SDGsのその先、世界で注目される「リジェネレーション」をミッションとしたNGOの女性起業家がグローバル大賞を受賞のサブ画像2_インパクトヒーローの一人と、社会起業の事業拡大に向けたミーティングをする濱川インパクトヒーローの一人と、社会起業の事業拡大に向けたミーティングをする濱川

■「インパクトアカデミー事業」

企業や教育機関(中学、高校、大学など)を対象に、SDGsを心と頭で理解し、その先の「リジェネラティブ」な未来のために行動する人を育成するプログラムです。最大の特徴は、「インパクトヒーロー」たちからSDGsの最前線を学び、個人と組織の価値基準に向き合い、アクションにつなげることです。また、渡航型プログラムにおいては、バリ島ウブドのエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」を通じて、人と社会と自然が共鳴しながら発展する「リジェネラティブ」な暮らしを実際に体験していただくことができます。
【プログラム開催実績】開催本数:89本 参加者数:27ヵ国から5530名(2022年9月現在)

【導入企業一例】(株)日立製作所、パソナ日本創生大学校、パソナ・パナソニック ビジネスサービス(株)、(株)虎屋、Plan・Do・See Indonesia、自然電力(株)、富士見森のオフィス

【導入校一例】東洋大学、大阪大学、聖心女子大学、文京学院大学、関西学院大学、立命館高校、高松西高校、UWC ISAK JAPAN、慶應義塾ニューヨーク学院、PAAC(ハワイ州)

SDGsのその先、世界で注目される「リジェネレーション」をミッションとしたNGOの女性起業家がグローバル大賞を受賞のサブ画像3_インパクトアカデミーの渡航型プログラム。バリ島のエシカルホテルで講演する濱川インパクトアカデミーの渡航型プログラム。バリ島のエシカルホテルで講演する濱川

■「エシカルホテル事業」

「リジェネラティブ」なビジネスモデルを追求するエシカルホテル。気候変動、プラごみ、貧困や格差など、深刻な課題が人類のウェルビーイングどころか存続を脅かす今、あらゆるエコテクノロジーを導入し、レストランは食材を施設内のパーマカルチャーガーデンで育て生ゴミは土壌に戻す「Farm to Table to Farm」、併設するエシカルショップでは売れれば売れるほど社会や環境が良くなる商品のみ売り、真の循環型経済を描いています。また、エシカルホテルの収益の一部がインパクトヒーロー支援のために活用されます。
【受賞歴】The Regenerative Travel Impact Awards 2021 – Regenerative Hotel of the Yearファイナリスト選出。

 

SDGsのその先、世界で注目される「リジェネレーション」をミッションとしたNGOの女性起業家がグローバル大賞を受賞のサブ画像4_バリ島ウブドのエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」バリ島ウブドのエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」

[4] 審査員所感

「団体のミッションに『リジェネラティブなあり方の追求』を据え、研修事業で上げた収益を、リジェネラティブな未来を創るアジア太平洋地域のチェンジメーカー支援事業の運営に活用するなど、すべてのプログラム、すべての事業が循環するエコシステムを作り上げ実践しているところを評価する。コロナの影響を受けているバリ島のエシカルホテル事業もこれから世界中に評価されることを期待している。」

[5] 受賞者プロフィール

■濱川明日香
一般社団法人Earth Company 代表理事

 

SDGsのその先、世界で注目される「リジェネレーション」をミッションとしたNGOの女性起業家がグローバル大賞を受賞のサブ画像5_プロフィール写真プロフィール写真

インドネシア・バリ島在住。ボストン大学卒業後、プライスウォーターハウスクーパーズに勤務。ハワイ大学大学院にて太平洋島嶼国における気候変動研究で修士号取得。2014年夫・知宏と一般社団法人Earth Compnay を設立し、代表理事に。2014年、ダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion(謳われることなき英雄)」受賞。2018年Newsweek誌「Women of the Future」、2021年Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100」に選出。2022 アジア・ソサイエティーよりASIA 21 Young Leaders に選出。

 ■ 団体概要

一般社団法人Earth Company
住所:107-0062 東京都港区南青山 2-15-5 FARO1F (東京オフィス)
設立:2014年10月
代表理事:濱川 明日香
https://www.earthcompany.info/ja/
 

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