学生がつくる「千葉大学サステナビリティレポート2022」を発行

0
322
学生がつくる「千葉大学サステナビリティレポート2022」を発行のメイン画像

国立大学法人千葉大学は、2021年度のエネルギー消費量などの環境情報とSDGsに対する取り組み等をまとめた「サステナビリティレポート2022」を、2022年9月30日に発行しました(https://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/)。

  • 千葉大学のサステナビリティレポートについて

学生がつくる「千葉大学サステナビリティレポート2022」を発行のサブ画像1

千葉大学は国際規格ISO14001を学生主体で取得して以来、継続しており、その運用を学生の実務教育の機会ととらえています。2004年度から発行している環境報告書(2019年より「サステナビリティレポート」)も、環境ISO学生委員会の学生が編集長・副編集長を務め、学生が分担して原稿の構成・取材・執筆・校正を行って原案を作成しています。今年は15人の編集部、28人の執筆担当者、2人のデザイナーの学生が関わって制作しました。 本レポートは9月30日に大学のWebサイトにて公開したほか、冊子でも制作しています。
「千葉大学サステナビリティレポート2022」(PDF)はこちら
https://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/
 

  • 各章の主な内容

はじめに

環境・エネルギー方針/学長からのメッセージ/長期ビジョン/SDGsと千葉大学の意識/特集1~3:新型コロナウイルス感染症対応、コロナワクチンセンターやワクチン研究について/千葉大学の環境マネジメントシステムの概要 など

第1章 総合大学としての特色を活かして~SDGsに貢献する人材の育成~

特集4:研究力強化・イノベーション創出の拠点を形成/SDGs・環境に関する最先端の研究/大学での環境教育/附属学校における環境教育・活動 など

第2章 サステナブルキャンパスを目指して~4つの柱で快適なキャンパスライフを~

「脱炭素」「循環型」「自然共生」「安心安全」の4つの側面からの環境やSDGsへの取り組みと環境負荷に関するデータ/大学に関連する事業者の環境配慮活動について

第3章 千葉大学が誇る学生主体の環境活動~大学から、地域・社会・世界へ~

特集5:Chiba Winter Fes 2022/企業・行政と連携したSDGs活動/地域社会との交流 など

第4章 誰一人取り残さない社会の実現に向けて〜SDGsの社会的側面の取り組みについて〜

働きやすい環境の実現/大学・教育・研究・学生活動における社会的な取り組み など

第5章 環境マネジメントシステムの運用状況

特集6:学生が法規制順守を呼びかけ「守ろうウィーク」/内部監査/環境目的・目標の達成度評価/法規制の順守状況/物質収支/環境会計 など

第6章 環境報告書の基本項目

第三者意見/環境報告ガイドライン対応表/編集後記
 

  • 編集長のコメント

環境ISO学生委員会 サステナビリティレポート2022編集長 井川将大(工学部3年)、森下遥(園芸学部3年)

多くの方のご協力のもと、無事サステナビリティレポート2022を発行でき大変嬉しく思っており、感謝しております。本レポートでは、千葉大学の多岐にわたる持続可能な社会に向けた取り組みを、いかにわかりやすく伝えられるか工夫しました。その1つとして、コラムを多用したことで、興味のある内容から読みやすくなっています。魅力の詰まった本レポートを、より多くの人に手にとってもらえるよう願っています。
 

  •  デザイナーのコメント

千葉大学大学院融合理工学府創成工学専攻デザインコース 博士前期課程1年 荒川悠樹、改田涼

「千葉大学サステナビリティレポート2022」のデザインにおけるテーマは「積み重ね」と「飛翔」です。千葉大学のおこなう取り組みの1つ1つが積み重なり、大きな作用を起こして未来へ羽ばたき進む、というイメージから設定したものです。その表現のために「折り紙」をモチーフとしました。SDGsカラーの折り紙が徐々に折り重なって形作られていく様子で「積み重ね」を表現し、群れとなり同じ方向へ羽ばたく様子で「飛翔」を表現しています。

学生がつくる「千葉大学サステナビリティレポート2022」を発行のサブ画像2_各章の目次各章の目次

 

 

  •  過去の実績

千葉大学の環境報告書/サステナビリティレポートは、過去4回(2007年、2015年、2018年、2019年)、優れた環境報告書等や環境経営レポートを表彰する「環境コミュニケーション大賞」の環境報告書部門において、環境配慮促進法特定事業者賞を受賞しています。
2015年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000015177.html
2017年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000015177.html (優良賞)
2018年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000335.000015177.html
2019年度 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000398.000015177.html
 

  • 千葉大学環境ISO学生委員会とは

学生がつくる「千葉大学サステナビリティレポート2022」を発行のサブ画像3

千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約300名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。
近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトも複数実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
 

  • 本件に対するお問い合わせ先

学生がつくる「千葉大学サステナビリティレポート2022」を発行のサブ画像4

千葉大学環境ISO事務局
[email protected]
Tel:043-290-3572

◆千葉大学の環境への取り組み
https://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/index.html
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/chiba_u_csr.html

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください