地域の障がい者施設が手作業で作る「麦ストロー」をレストランに導入

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地域社会との共生と脱プラスチックを目指し採用

白馬東急ホテル(長野県北安曇郡白馬村 総支配人:吉野良平)は、2021年8月6日(金)より、ホテル内レストラン、バーで提供するドリンク類に使用するストローを社会福祉法人アルプス福祉会(長野県松本市寿豊丘)の「麦ストロー」に変更し、地域社会貢献とプラスチックゴミの削減を目指します。

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「麦ストロー」は信州プラスチックスマート運動協力事業者に指定されている社会福祉法人アルプス福祉会が運営する、障がいのある方々が働く施設「コムハウス」と「ねくすと」で自家栽培の無農薬ライ小麦で手作りしているものです。価格は一般的なプラスチックストローよりも高価ですが、「麦ストロー」づくりを担う障がいのある方々が社会と繋がる大切な手段であり、この「麦ストロー」を同じ地域のホテルで使用することに大きな意義があると考え、導入を決定しました。レストラン、バーで月間100本程度の使用を見込み、今後はホテル内売店での取扱いも視野に入れております。

「麦ストロー」は麦を無農薬で育てるところから全ての工程を手作業で行っており、様々な障がいのある方が職員や地域のボランティアの方々のサポートを受けつつ、多くの工程を一つ一つ丹念に進め、完成します。アルプス福祉会では、「麦ストロー」の主な納品先として東京都三鷹市の「三鷹の森ジブリ美術館」内の「カフェ麦わらぼうし」に納品を続けており、有名なジブリの仕事に携わっているという強い誇りを持ってこれまで「麦ストロー」作りに励んできたそうです。作り上げた製品が世の中に出回り評価されることで、障がいのある方々は自分の力が発揮されることを知り、社会参加が実現することを強く実感されるそうです。

 

当ホテルでは、同じ地域社会に属するホテルとして「麦ストロー」を使用することにより、社会との繋がりを更に実感していただくことを願い、地域社会と協働の道を歩むべく今回の「麦ストロー」導入を決定しました。(※三鷹の森ジブリ美術館は事前予約制です)

地域の障がい者施設が手作業で作る「麦ストロー」をレストランに導入のサブ画像2_アルプス福祉会 コムハウス外観・麦ストロー制作風景アルプス福祉会 コムハウス外観・麦ストロー制作風景

地域の障がい者施設が手作業で作る「麦ストロー」をレストランに導入のサブ画像3_乾燥中のライ小麦乾燥中のライ小麦

東急ホテルズでは“地球にやさしいホテル・まちにやさしいホテル・ひとにやさしいホテル”というサステナブル方針を掲げております。北アルプス山麓に位置し、素晴らしい自然に囲まれた白馬東急ホテルから今回の試みを発信することで、環境課題に取り組む姿勢と、地域で活躍する障がいのある方々と共に歩むホテルの姿を知っていただきたいと考えております。

■白馬東急ホテル 概要

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所在地:長野県北安曇郡白馬村大字北城4688
電話:0261-72-3001(代表)
部屋数102室 飲食施設3ヶ所 宴会場1ヶ所 大浴場(温泉)屋外テニスコート
ウェブサイト:https://www.tokyuhotels.co.jp/hakuba-h/
東急ホテルズ「サステナブル方針」:https://www.tokyuhotels.co.jp/company/sustainable/

■社会福祉法人アルプス福祉会 概要
所在地:長野県松本市寿豊丘642-1
電話:0263-85-4141
Webサイト:http://alpsfukushikai.jp/

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