磁器のものづくりの現場を紹介する展示・体験イベントやオープンファクトリーを開催します
日本初の磁器として誕生以来、400年の歴史を誇る有田焼。
その次代のものづくりに挑む若き窯元有志14名のチームとして活動するNEXTRADは、今年も展示・体験イベント “Go Forward 2022”を開催いたします。
"P"を頭文字とする14のキーワードから有田焼についてより深く理解していただくための展示では、有田焼の製造工程や各窯元の得意技術など、磁器のものづくりを作り手自らがご説明いたします。また日頃公開していない製造現場が見学できるオープンファクトリーも５つの窯元で実施します。
さらに現在の製造現場が抱える課題として、瑕疵とされる規格外品が生まれてしまう理由や脱炭素社会に向けたCO2排出削減、産業廃棄物の問題などNEXTRADが考えるSDGsへの取り組みもご紹介します。
我々がこれからの産地でのものづくりについて思いを巡らせていること、取り組もうとしていることを多くの方々にご案内させていただき、有田焼について一緒に考えていただく機会になればと思います。
日々、磁器のものづくりに勤しんでいる、NEXTRADの14名（14 Person）の挑戦をご体感ください。
≪NEXTRAD（ネクストラッド）とは≫
窯元の若手経営者及び後継者など14名が参加するチーム。
勉強会や意見交換会を定期的に行い、有田焼産業における持続可能な未来のため、課題や方向性などを議論・共有し発信することを目的に活動しています。
「Go Forward 2022 ー磁器のものづくりに関わる“14P”のこれからー」開催概要
1.開催日時
2022年11月3日（木・祝）/ 4日（金）/ 5日（土） 午前9時～午後5時
2.開催場所
佐賀県陶磁器工業協同組合 有田窯元ギャラリー arita mononosu（佐賀県西松浦郡有田町外尾町丙1217）
3.実施内容
昨年の展示風景
① 磁器のものづくりの製造工程のメイン展示
有田焼の製造工程を原料から完成品にいたるまで、材料や道具などとともに詳細に紹介する展示を行い、我々自らアテンドし、ご説明いたします。我々のものづくりの現場を多くの方々に知ってもらうことでその価値を理解していただくことを目指しています。
② 14の窯元の得意技術などの展示
メイン展示を取り囲むように、14の窯元もそれぞれが自社ブースを設け、強みや得意な技術など、各社のものづくりの特徴を紹介します。
③ SDGsへの取り組み
将来のカーボンニュートラルや技術力向上のための応援型チャリティとして、規格外品の社会実験販売を試みます。小さな鉄粉やピンホールなどの理由で規格外品とされてきた商品と一般流通品の展示説明販売を通じ、産地の持続可能性のために規格外品を市場がどの程度受け入れてくれるのかを検証するSDGsへの取り組みです。
昨年のオープンファクトリー（藤巻製陶）
④ オープンファクトリー
普段は公開していない製造現場が見学できるオープンファクトリーを5つの窯元で実施いたします。
会期中、計5回開催いたします（所要時間は1回につき約1時間程度）。
各回定員10名（メールでの申し込みによる事前予約制：[email protected]）。
詳しくはオフィシャルサイトまで（https://nextrad.jp/）。
昨年のオープンファクトリー（福泉窯）
11月3日（木・祝）
・午前10時から ㈲福泉窯（佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2842-3）
・午後2時から ㈲藤巻製陶（佐賀県西松浦郡有田町外尾山丙1804）
11月4日（金）
・午後2時から ㈲皓洋窯（佐賀県西松浦郡有田町桑古場乙2380-1）
11月5日（土）
・午前10時から ㈱徳幸（佐賀県西松浦郡有田町応法丙3841-1）
・午後2時から 北川美宣窯（佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2842-5）