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2022年10月15日(土)尾鷲市三木里海岸
海と日本プロジェクトin三重県実行委員会では、参加者に「スポGOMI大会」への参加を通じて地域の海への関心を高めてもらうイベント『スポGOMIみえシリーズ スポGOMI大会2022in尾鷲』を10月15日(土)に開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
- イベント概要
・日程:2022年10月15日(土)9時30分~11時30分
・開催場所:尾鷲市三木里海岸
・参加人数:1チーム3名×14チーム=42人
- 「スポGOMI」とは?
スポGOMIは、企業や団体が取り組む従来型のごみ拾いに、「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の全く新しいスポーツです。この「スポーツ」と「社会奉仕活動」の融合により「同じ目標に立ち向かう」「チームで力を合わせる」など、スポーツ特有の素晴らしいキーワードが、競技者自身のごみ拾いへの価値観を一新させます。スポーツには、既存の価値観をプラスに転じる力があるのです。スポGOMIは、予め定められたエリアで、制限時間内に、チームワークでごみを拾い、ごみの量と質でポイントを競い合うスポーツです。
スポGOMI公式サイト:https://www.spogomi.or.jp/
- 優勝は地元・尾鷲市の岡田さんチーム。集めたごみは8.5kg!
今年、海と日本プロジェクトin三重県実行委員会では県内の市の行政と連携して、地域の海に関心を持ってもらうイベント「スポGOMIみえシリーズ」を尾鷲市・伊勢市・志摩市の3箇所で予定しており、この日は尾鷲市の三木里海岸で全14チームが参加して、「スポGOMI大会2022in尾鷲」が開催されました。日ごろは釣り客などで賑わうこの海岸ですが、大会開始前にはペットボトルなどのごみが散乱していました。参加者は競技開始の合図とともにそれぞれが海岸に散らばり、熱心にごみを集めて行きます。優勝は地元で一般土木・建築・漁港及び港湾の建設部を営む株式会社中村組から参加の岡田悠輔さん、太田凌さん、三鬼雅也さんのチームで、総合計8.5kg/1,060ポイントを獲得、総重量は2位のチームが上でしたが、燃えるごみの量でポイント差をつけ、勝利しました。
- スポGOMI大会2022in尾鷲で集められたごみの総量は59.05kg
大会には地元尾鷲市や、近隣の紀北町だけでなく、津市、県外の奈良県など遠方からも参加者が集まり、大会開始前はごみが散乱していた海岸も、一時間の競技の後は、ごみのほとんどないきれいな海岸になっていました。参加者の中にはごみ袋を4袋も5袋もいっぱいにするなど、熱心にごみを集めてくれていました。
スポGOMI大会は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在かもしれませんが、イベントへの参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やすことで、海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思いました。
- 優勝チームコメント
優勝した感想は?
「たくさんの人が使う海なのでこのようにきれいな形を保てたら嬉しいです。」
どのような作戦で挑みましたか?
「目に見えるごみを全て集めて、回収したものは後で分別するという作戦でした。」
今後どんな海になってほしいですか?
「ひとつもごみがない、きれいな海になってほしい。」
<団体概要>
団体名称:海と日本プロジェクトin三重県実行委員会
URL:https://mie.uminohi.jp/
活動内容:三重県は南北180キロにわたって海岸線に面していて、海ととみに経済や文化が育まれてきました。そんな海の歴史や海が果たしてきた役割、そして私たちに与えてくれる海の恵みや楽しさを再発見し、海ともっとふれあい、海のことを「自分ごと」としてとらえてもらうきっかけを提供しています。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/