青山学院大学を国内4大学目となるフェアトレード大学に認定

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フェアトレード大学・タウン認定事業を行う一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(以下、「FTFJ」)(所在地: 東京都渋谷区、代表理事: 原田さとみ)は、青山学院大学(所在地: 東京都渋谷区、学長: 阪本浩)を国内4大学目となるフェアトレード大学に認定いたしました。
関東圏では初のフェアトレード大学認定であり、同大学は18,000人余りの学生を擁しています。
これまでFTFJは、 フェアトレード大学として3大学を認定してまいりました。
今後は青山学院大学とも、共にフェアトレードの普及に取り組んでまいります。

青山学院大学は、「⻘⼭学院⼤学フェアトレード憲章」を策定し、「青山学院大学 フェアトレードの取り組みについて」と題した学長表明を公開しております。
FTFJは「青山学院大学 フェアトレードの取り組みについて」中で謳われる「これまで以上に学生・教職員をはじめ多くの方々への理解・関心を高め、経済的・社会的に公正で人間の尊厳を重んじた社会づくりを目指し、今後一層、SDGs・フェアトレードへの取り組みを強化」することを支持いたします。

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  • フェアトレードの理念に賛同した大学が、 フェアトレードへの取り組みを促進させる仕組み

「フェアトレード大学」とは、大学としてフェアトレードの理念に賛同し、推進活動に取り組んでいる大学を、
イギリスなどの基準を準用した日本独自の基準に基づき、認定する仕組みです。

世界で初めてフェアトレード大学に認定されたのは、イギリスのオックスフォードブルックス大学で、
その後、欧米を中心に220大学(2021年6月)がフェアトレード大学に認定されています。
日本では2014年に「フェアトレード大学」の認定制度が作られ、2018年2月に静岡文化芸術大学が一件目に認定されました。
その後、2019年10月に札幌学院大学北星学園大学が同時に認定され、この度、青山学院大学が4大学目となりました。

青山学院大学は、フェアトレード大学の認定基準(後述)に基づき、「青山学院大学フェアトレード憲章」を策定されております。
また、同憲章が全学的な意思決定機関において承認され、学長が同憲章へのコミットメントを公に表明している証として、学長名で「青山学院大学 フェアトレードの取り組みについて」を公開されております。

この度の青山学院大学のフェアトレード大学認定が、多くの未来の消費者にとって、
フェアトレードのことを知るきっかけとなることを期待しております。

  • 青山学院大学 阪本浩学長からのコメント

 この度は、フェアトレード大学に認定いただき誠にありがとうございます。多くの関係者の方にご協力を賜り感謝申し上げます。
 本学では、建学の精神に基づき、これまでにも学生団体等を中心にフェアトレードに関連する活動を行ってまいりました。フェアトレード大学として認定を受けたことで、これまで以上に学生が学部・学科、ゼミナール、課外活動等を通じて、積極的にフェアトレード活動へ取り組むことを期待しています。
 さらに、大学としては、引き続き本学の理念に基づき「『地の塩、世の光』としての教育研究共同体」として教育、研究、社会貢献に寄与してまいります。
 

  • 日本フェアトレード・フォーラム 原田代表からのコメント

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フェアトレード大学認定、誠におめでとうございます。心より嬉しく存じます。
青山学院大学の皆様が、時間をかけて積み重ねてこられた尊い活動に敬意を表します。
現在、日本におけるフェアトレードの知名度は53.8%ですが、10代の若者に限ると78.4%と高く、未来を担う若い世代が、フェアトレードの理念を身につけて社会に出る時代となりました。
青山学院大学の認定は、日本のフェアトレード大学運動に大きな影響を与えることと思います。認定を機に、フェアトレードを広める仲間の士気が一層高まり、連携が拡大し、活動が継承しやすく、強靭なものに成長することを期待しております。
 

  • フェアトレード大学認定基準について

フェアトレード大学認定基準は以下の5基準とそれを計る指標に沿って、FTFJ役員と兼任しない委員で構成された「認定委員会」によって審査・認定され、理事会で承認されます。
認定には、継続的なフェアトレードへの取組に加え、学生による主体的な活動や「憲章」の策定、ならびに全学的な意思決定機関における承認など、多くの大学関係者による実直な活動が必要です。
認定基準の詳細は日本フェアトレード・フォーラムのウェブサイトをご覧ください。

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基準1. フェアトレードの普及を目指す学生団体が存在する。
【指標】
(1)フェアトレードの普及を図る学生団体(以下、FT普及学生団体と略す。)が大学から公認されている、ないし公認の申請を行っている。
(2)FT普及学生団体に顧問の教員がいる。

基準2. フェアトレードの普及を図るキャンペーンやイベント、並びにフェアトレードに関する研究・教育活動がキャンパス内外で行われている。
【指標】
(1)FT普及学生団体は2年以上にわたって継続的にフェアトレードの普及活動を行っている。
(2)フェアトレードに関する研究・教育活動が推進・推奨されている。

基準3. 大学当局がフェアトレード産品を調達している。
【指標】
大学当局が1年以上にわたって継続的にフェアトレード産品を購入し、利用している。

基準4. 複数のフェアトレード産品がキャンパス内で購入可能となっている。
【指標】
キャンパス内の食堂・売店やカフェなどで、2品目以上のフェアトレード産品(食品・衣類・文具・手工芸品など)が1年以上にわたって継続的に販売され、購入可能となっている。

基準5. フェアトレードの理念を支持し、その普及をうたったフェアトレード大学憲章を策定し、学生自治会(ないし学友会などそれに準ずる組織)、FT普及学生団体、大学当局の三者が同憲章に賛同している。
【指標】
(1)策定されたフェアトレード大学憲章は、フェアトレードの理念を支持し、その普及および推進をうたっている。
(2)同憲章の策定には学生が主体的に参画している。
(3)同憲章が大学の理事会あるいは全学教授会、ないし過半数の教授会などの全学的な意思決定機関において承認され、理事長ないし学長が同憲章へのコミットメントを公に表明している。

  • フェアトレードとは

フェアトレードとは、対話、透明性、敬意を基盤とした、
より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップのことです。
弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フェアトレードは持続可能な発展に貢献します。

FTFJでは、コミュニティを通じて、あらゆる「フェアトレード」を推進し、国内外を問わず、経済的・社会的に弱い立場に置かれた人々が人間らしい自立した生活を送れるようにするとともに、経済および社会そのものを公正かつ持続的なものへ変革することを目指しています。
 

  • 一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムについて

一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(Fair Trade Forum Japan = FTFJ)は、フェアトレードタウン(世界2100都市(2021年6月))及びフェアトレード大学(220大学(同))の日本国内での認定を始めとするフェアトレード推進事業を行う組織で、世界30カ国の組織でつくるグローバルネットワークの一員です。

これまで日本国内において、フェアトレードタウン6都市(熊本市、名古屋市、逗子市、浜松市、札幌市、いなべ市)、及びフェアトレード大学4大学を認定してきました。

【一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム 組織概要】
組織名 :一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム
WEB   :https://fairtrade-forum-japan.org/
設⽴⽇ :2011年4月 (前身組織「フェアトレード・タウン・ジャパン」として)
所在地 :東京都渋谷区神宮前4丁目26-28-2階
代表者 :代表理事 原田 さとみ

本プレスリリースに関するご連絡・ご質問は以下よりご連絡ください。
https://fairtrade-forum-japan.org/contact

青山学院大学から公開された文書は、以下をご参照ください。
■ 「青山学院大学 フェアトレード憲章」
https://ac.cdn-aoyamagakuin.com/wp-content/uploads/2020/10/aa_fairtrade_kensyou.pdf

■ 「青山学院大学 フェアトレードの取り組みについて」
https://ac.cdn-aoyamagakuin.com/wp-content/uploads/2020/10/aa_fairtrade_hyoumei.pdf

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