「京都から」 持続可能なまちづくりの実現を目指す、シェアモビリティ事業強化のため資金調達を実施

0
644
「京都から」 持続可能なまちづくりの実現を目指す、シェアモビリティ事業強化のため資金調達を実施のメイン画像

シェアモビリティをタッチポイントにまちの未来をつなぐ、地域と共存し環境に優しくまちに賑わいをつくるサービスを推進

株式会社Clew(本社:京都市下京区、代表取締役:西本 統、以下「Clew(クルー) 社」)は、株式会社京都銀行(京都市下京区、頭取:土井 伸宏)がグループ会社の京銀リース・キャピタル株式会社(京都市下京区、代表取締役社長:竹中 伸一)と共同で設立した「京銀未来ファンド3号 for SDGs」と、一般財団法人京都市都市整備公社(京都市下京区、理事長:石原 敏彦、以下「京都市都市整備公社」)を引受先とする第三者割当増資を実施し、シェアモビリティ事業拡大のため、資金調達を実施したことをお知らせします。

今回の資金調達により、地域の商業施設・学校法人・行政関連施設・宿泊施設・オフィスビル・賃貸マンション・神社仏閣・個人宅等と連携し事業の要となるシェアモビリティ専用駐輪場(以下「ポート」)の設置を進めます。また京都の地域と深くかかわるステークホルダーの皆様と共に、自転車等の地球環境に配慮したシェアモビリティの利用を促進し、脱炭素社会の推進を通して持続可能なまちづくりの実現と、まちとシェアモビリティが共生する安全で賑わいのあるやさしい都市環境の創出に寄与していきます。

 

「京都から」 持続可能なまちづくりの実現を目指す、シェアモビリティ事業強化のため資金調達を実施のサブ画像1

 

■引き受け先の京銀リース・キャピタル株式会社のコメント

「京都から」 持続可能なまちづくりの実現を目指す、シェアモビリティ事業強化のため資金調達を実施のサブ画像2

シェアサイクル PiPPAの存在は兼ねてから認識しており、本事業の普及拡大が、京都市が課題とする交通網の脆弱さや駐輪場不足問題など、様々な地域課題の解決及び、都市機能の向上に資するものであると考えております。

PiPPAは、元々東京のオーシャンブルースマート社の運営で全国展開されているものでしたので、今後の京都地域での展開について注目をしていたのですが、今般、同社京都支社の責任者であった西本氏が新たに設立したClew社にて、京都地域に注力してサービス展開を進めていかれるとお聞きし、地元金融機関として貴社の想いに共感し、出資を決めさせていただきました。
本投資を機に京都銀行グループとして貴社の成長と発展を支援し、貴社が掲げる持続可能なまちづくりの実現を共に目指していきます。
京銀リース・キャピタル株式会社 投資部部長代理 河野 慎吾氏

■引き受け先の一般社団法人京都市都市整備公社のコメン

「京都から」 持続可能なまちづくりの実現を目指す、シェアモビリティ事業強化のため資金調達を実施のサブ画像3

京都市都市整備公社は、Clew社が運営するシェアモビリティサービス「シェアサイクルPiPPA」事業と、兼ねてより業務提携しており、自社で運営する駐車場事業の強みを生かして駐車場や駐輪場などの空きスペースにポートの導入を推進することで、観光客へはパーク&ライドを推奨し、近隣住民にも新たな移動手段の提供を行うことができます。そのような取り組みがやがて、渋滞緩和や利便性を向上させて結果的に住みやすさに繋がり、環境に配慮し住みたくなるまちづくりへ寄与できると期待し、出資を行いました。

また再配置業務を請負うことで、将来的に事業の柱の一つとして確立させることも目標に掲げ、Clew社と共に成長していきます。
一般社団法人京都市都市整備公社 事業部長 梅林 拓氏

【株式会社Clewについて】
Clew社が運営するIoT技術を用いたスマートロックを活用したシェアモビリティサービス「シェアサイクルPiPPA(ピッパ)」は、京都エリアにおいて、2018年6月より運営しており、京都市都市整備公社、京阪電気鉄道株式会社と連携し、現在同エリア最大のシェアサイクルサービスとなっています。同サービスは、商業施設・学校法人・行政関連施設・宿泊施設・オフィスビル・賃貸マンション・神社仏閣などとも連携してポートを設置し、ラストワンマイルモビリティとして公共交通機関の補完となるサービスを目指し事業を推進しています。(Clew社は、同サービスの京都エリアを、旧運営会社である株式会社オーシャンブルースマート(本社:東京都板橋区)から、事業譲渡を受け2022年3月より運営しています。)

Clew社は、「モビリティサービスを通じ人々の生活圏を広げる」ことを事業理念とし、まずは、メインで展開する京都市内においてポートを600箇所に拡大することで、ハード面でのサービスの利便性を向上させ、シェアサイクルを「当たり前の移動手段の1つに」する事を考えています。また、Clew社はシェアモビリティサービスを単なる移動手段ではなく、「ユーザーとその先のサービスを結ぶタッチポイント(接点)」として捉え、その先につながるサービスの構築を目指します。

「京都から」 持続可能なまちづくりの実現を目指す、シェアモビリティ事業強化のため資金調達を実施のサブ画像4

【それぞれのタッチポイント

●人と環境を「シェアモビリティ」でつなぐ
地球環境に優しい自転車をはじめとするシェアモビリティの利用促進により、大学構内・マンション・商業施設などに放置される自転車の削減を目指し、脱炭素社会の実現に寄与。

●人とマナーを「アプリ」でつなぐ
京都に住む住民への周知はもちろんのこと、新たに進学してくる学生や、観光客などに対しても、自転車の基本なルールや、京都における自転車通行禁止エリア等のルールの周知を、アプリなどを通して実施することで、自転車を誰もが無理なく安全に利用できる環境を創出し、自転車事故のない安全で安心なまちの実現に寄与。

●人と健康を「サービス設計」でつなぐ
多くの人が利用しやすい料金体系の設定や、多種多様なシェアモビリティを導入することで、日常生活におけるシェアサイクル・シェアモビリティの利用を促進し、日常の身体活動量の増加・底上げを図り、健康長寿社会の実現に寄与。

●人とまちを「データ」でつなぐ
蓄積されていくGPS情報を活用し、他の交通手段とのデータ連携や利活用を通し、地域における公共交通やシェアサイクル等の移動手段の最適な組合せ (ベストミックス)を模索することで京都市の目指す非自動車分担率85%以上に寄与。また行政などと連携し、自転車活用推進計画策定等の効率化・高度化を通して、安全で快適な自転車走行空間の創出に寄与。

●人とお店、人とひとを「好き・価値観」でつなぐ
ポート周辺の地域店舗と連携してクーポン情報やお店情報などを発信することで、人とお店がつながったり、価値観ベースで人とひとがつながれるプラットフォームを構築し、地域を豊かにする人中心の賑わいある社会の実現に寄与。

「Clew(クルー)」という社名の語源には「糸」という意味があり、「人とまち」「人とお店」「人と環境」「人とひと」などを繋ぎ、シェアサイクルだけに留まらず様々なシェアモビリティを各事業者と連携し提供していくことで、観光客だけではなく、居住者や通勤・通学者も利用ができる「誰かだけのためではない」インクルーシブなサービスの構築を進めます。またシェアサイクルをはじめとする地球環境に優しいシェアモビリティの利用促進を図るとともに、持続可能な住みたくなるまちづくりを、地域の企業様とポート・サービス連携を通し一緒に実現していくことを目指します。

 

 

 

「京都から」 持続可能なまちづくりの実現を目指す、シェアモビリティ事業強化のため資金調達を実施のサブ画像5

【ポート募集について】
現在Clew社では、地域と深く関わるステークホルダーの皆様と共に、脱炭素社会の実現や安全でやさしい都市環境の構築を実現するため、シェアモビリティを設置するポートオーナー(企業、商業施設、学校法人、行政関連施設、宿泊施設、オフィスビル、賃貸マンション、神社仏閣、個人宅等)を随時募集しております。
費用などは現在、完全無料で導入いただけます。詳細はホームページをご確認または、記事に関するお問い合わせの連絡先よりお気軽にご連絡ください。

 

参考資料 
モビエボ presented by KINTOに取り上げて頂きました。
掲載記事:https://newspicks.com/news/5380256/body/
掲載動画:https://www.youtube.com/watch?v=Q3ARQ1vtbEA

【出資者概要】
京銀リース・キャピタル株式会社
所在地 :京都市下京区烏丸通七条下る東塩小路町 731番地
設立日 :1985 年 6月
代表者 :取締役社長  竹中 伸一
事業内容:リース業務、株式・社債等の投資業務、株式公開等コンサルティング業務

一般財団法人京都市都市整備公社
所在地 :京都市下京区綾小路通烏丸西入童侍者町167番 AYA四条烏丸ビル4階
設立日 :1968 年 9月
代表者 :理事長 石原 敏彦
事業内容:駐車場・駐輪場事業、レンタル事業、排水機場事業

【Clew概要】
株式会社Clew
所在地 :京都市下京区烏丸通仏光寺下る大政所町680-1
設立日 :2021年 10月
代表者 :代表取締役 西本 統
事業内容:シェアモビリティ事業

※注釈
1 2018年6月1日より京都エリアの展開を開始。同年10月より京都市都市整備公社が参画。
プレスリリース:こころ結び型シェアサイクルサービス「PiPPA」スタート
プレスリリース:市内最大の「PiPPA(ピッパ)」に京都市都市整備公社が事業参画
2 同エリア最大:2022年5月現在、京都市において最大のポート数・総駐輪台数・自転車導入台数
3 PiPPAホームページ オーナー募集ページ:https://pippa.co.jp/owner/

 

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください