日本CLT技術研究所の総加盟企業数が50社を達成

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ー発足から5年、CLT建築の普及拡大を目指すー

ライフデザイン・カバヤ株式会社(取締役社長:窪田健太郎/本社:岡山県岡山市)が運営する、CLTフランチャイズネットワーク本部『日本CLT技術研究所』は、2023年1月12日(木)に総加盟企業数50社を達成いたしました。

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日本CLT技術研究所はCLT建築でサステナブル社会に貢献することを目的として2018年4月20日に発足したネットワークであり、同年9月1日より加盟企業の募集をスタート。
現在は東北地方から九州地方まで全国地域の企業に加盟いただいており、CLT建築の施工可能エリアを拡大しております。

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日本CLT技術研究所は加盟企業がCLT建築を供給することができるようサポートしております。加盟企業に対しては、意匠・構造設計のアドバイスやコンサルティング、オリジナルCLTパネル・接合金物の販売、オリジナル構造計算システムを用いた構造計算サービスを供給しており、加盟企業の活動を通してCLT建築を全国へ向けて普及拡大し、また、日々新たな技術開発を進めております。
 

  • 日本におけるCLT建築が抱える問題点から生まれた日本CLT技術研究所のオリジナル工法                                          

CLTとはひき板(ラミナ)を並べた層を板の繊維方向が直交するように重ねて接着したパネルのことであり、間伐材を大量に活用することができるため、日本林業の活性化が期待できるとして日本政府が2016年6月より推進している新建材です。
しかしながら、日本では厳しい耐火規制や構造計算にかかる費用、CLTの取り扱いの難しさなどが課題となっていたことから日本CLT技術研究所は大学教育機関と民間企業数社らと共同でCLTを用いたオリジナル工法『LC-core構法』の開発に着手いたしました。
2017年に完成した本工法はCLTパネルをコア型に効率よく配置することで一般的なCLTパネル工法と比較し、耐震性能はそのままに使用するCLT耐力壁を約50%削減。よって、部材コストを抑えながら開放的で大空間のスケルトン&インフィルを可能にいたしました。さらに、従来のCLT工法では構造金物が構造躯体の表面に露出していますが、LC-core構法に使用するオリジナル接合金物は柱や梁から露出せず、構造躯体をそのまま仕上げとして利用することができるので木の温かみと心地よさを損なうことがありません。
現在、加盟企業がLC-core構法を用いて建築した建物は完工12件、計画中の建物を含めると20件に上ります。
▼加盟企業による建築実例
https://nc-labo.jp/works/

また、2018年にはオリジナルCLTパネル工法専用の構造計算ソフトを開発し、運用を開始いたしました。
手計算もしくは既存ソフトを複数駆使しての計算が必要とされていた中、本ソフトでは応力計算から断面算定までトータル計算が可能であり、一般のCLT建築で必要とされていた計算日数の約半分で解析をすることができます。
さらに、『CLT中高層建築』のプロトモデル化に着手する中で、6階建てCLTビルの設計実証を2021年に実施。シンプルかつ汎用性の高い構造プロトモデルにより、CLT建築経験の無い中小工務店や設計事務所でも6階建て以下のCLT中層建築の設計をサポートすることが可能となり、加盟企業への積極的な展開を図っております。
▼6階建てCLTビルの設計実証についてのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000194.000026371.html

加えて、在来軸組工法に耐力壁としてCLTパネルを組み込んだオリジナル工法『CLTハイブリッド構法』で45分準耐火構造の国土交通大臣認定を取得し、日本CLT技術研究所の運営母体であるライフデザイン・カバヤが2022年より新住宅工法として注文住宅で販売を開始いたしました。
▼CLTハイブリッド構法に関するプレスリリース
・『45分準耐火構造の国土交通大臣認定を取得』:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000026371.html
・『新住宅工法として注文住宅で販売開始』:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000201.000026371.html

同じく2022年には、CLTに塗装する難燃塗料『なんねんCLTコート』の性能評価試験に合格し、国土交通大臣認定を取得いたしました。2020年夏より開発に着手したこちらの塗料は、構造躯体のCLTを現し仕上げとする場合にCLTに塗装することで準不燃材として認められ、CLTの現し仕上げを可能とします。
▼なんねんCLTコートについてのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000217.000026371.html
 

  • 日本CLT技術研究所が目指す姿                                                    

日本CLT技術研究所は現在2025年までに100社の加盟を目指しております。
国産材の活用により日本林業の活性化を図り、脱炭素社会(カーボンニュートラル)の実現に向けてSDGsの達成に貢献していきたい考えです。

 

 

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▼日本CLT技術研究所 https://nc-labo.jp/
設立:2018年4月20日
本部:岡山県岡山市北区中仙道二丁目9-11
東京支店:東京都中央区日本橋本町二丁目6-1 日本橋本町プラザビル6階
フリーダイヤル:0120-50-6663

▼日本CLT技術研究所の運営会社
商号:ライフデザイン・カバヤ株式会社 https://lifedesign-kabaya.co.jp/
設立:1972年12月1日/カバヤ小堀住研株式会社として設立
1990年/エス・バイ・エル・カバヤ株式会社に社名変更
2017年/ライフデザイン・カバヤ株式会社に社名変更

▼事業内容
建築工事の請負及び施工に関する事業/上記事業に関するフランチャイズチェーン事業/建築物の設計及び工事監理に関する事業/土木工事の設計、請負、施工及び監理に関する事業/リフォーム及びエクステリア等の設計、請負、施工及び監理に関する事業/不動産の売買及び仲介に関する事業/不動産の管理及びコンサルタントに関する事業/風力・太陽光・地熱の利用等による発電並びに電気・熱の供給に関する事業/清掃事業/警備事業/損害保険代理店事業及び生命保険の募集に関する業務/前各号に付帯関連する一切の事業

《日本CLT技術研究所》
https://nc-labo.jp/

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