スマホで撮影した木材を即時データ化!木材流通に革命を起こす「EMARF scan」α版がリリース

廃材を活用する循環型社会の実現を目指す!設計者と生産者をダイレクトにつなぐ新しい木材流通サービスが誕生。

木材のクラウドプレカットサービス「EMARF(https://emarf.co/)」は、新たなデジタルプラットフォーム「EMARF scan」のローンチに先がけ、全国150箇所以上のShopBotオーナーを対象にα版のサービス運用を開始しました。

一般的な市場で流通が困難な木材を即時データ化し、それらの管理・販売を可能にするデータベースを同サービス内に展開することで、すべての木材が廃棄されない循環型社会の実現を目指します。
EMARF scan : https://scan.emarf.co

スマホで撮影した木材を即時データ化!木材流通に革命を起こす「EMARF scan」α版がリリースのサブ画像1

「EMARF scan」は、スマートフォンで撮影するだけで木材を即時にDXFデータに変換し、同サービス上で材木の一元管理・販売*(1)を可能にするサービスです。

これまで流通が困難とされてきた規格外の木材のサイズや形状を正確に読み込んでデータ化し、WEB上で管理・販売できるようにすることで、木材生産者にとっての新たな木材流通を開拓するのみならず、デザイナーや設計者をはじめとする消費者にとっての木材活用の可能性を広げます。

今回のα版リリースでは、全国150箇所以上のShopBot*(2)オーナーと全国の林業従事者を対象に、サービス運用を開始。対象事業者は、木材の生産過程で出てしまう流通できない非規格材や木材を加工する過程で出てしまう不揃いな端材をスキャンしデータ化することで、廃棄するしかなかった木材を活用することができるようになります。

「EMARF scan」は、2023年4月13日から始まるα版の運用を経て、今後はEMARF*(3)の一般ユーザーが、「EMARF scan」に登録された材木をEMARF上で閲覧・選択し、ものづくりに活用できるようにサービス開発を進めていく予定です。

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*(1)α版では、サービス上に決済機能が実装されていないため、個人間でのやりとりが必要
*(2)ShopBotとは、EMARFの提供元であるVUILD株式会社が全国各地に導入を進めている3D木材加工機(NCルーター)のこと。直線・曲線問わずデータ通りに木材を加工することができる。
*(3)EMARFとは、木製ものづくりのデザインからパーツに加工するまでの工程を、オンラインで完結できるクラウドサービス。イラレやCADデータをEMARFのウェブサイトに入稿するだけで、木製のパーツを手元に調達することが可能。2020年5月のサービスローンチ以降、家具やプロダクトの製作は勿論、アート作品、建築内装、仮設建築など幅広いシーンで利用されている。

■サービス概要

木材をスマートフォンで撮影することで、不揃いな非規格材も即時データ化。データに紐づけて、サイズはもちろん、材種、等級、乾燥状態、保管場所などの詳細情報を指定し、様々な材木をデータベース上に登録・販売することができます。

また登録された木材データは、あらゆるデザインソフトに対応するファイル形式「DXF」で書き出すことが可能なため、購入者は木材をダイレクトにデザインプロセスにつなげることができるようになります。

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■サービスの特長

①木材の流通プロセスの短縮・効率化
・生産者が購入者と直接繋がり、取引できるようになる
・木材消費者が自分の目で材木を選び、取引できるようになる

②木材の低価格化
・一般的な流通プロセスを省き生産者が購入者と直接繋がることができるようになることで、材木の低価格化を実現
・高品質ではあるものの、様々な理由で市場に流通せず廃棄されていた木材の流通を可能にすることで、低価格で取引が可能になる

③デザインの幅の拡張
・希少性の高い個性豊かな木材を、ものづくりシーンで活用できるようになる
・複雑な形状・サイズの木材でも即時データ化しデザインプロセスに取り入れることができるため、消費者は希少性の高いプロダクトをつくることができる

④地域貢献
・EMARF scanで流通する木材は地域との繋がりが強い木材であるため、出身地や関わりのある地域などの木材活用を通して地域に貢献することができる

⑤循環型社会の実現
・これまで廃棄されてきた材木の流通を可能にすることで廃棄される木材量を減らし、循環型社会に貢献する

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■「EMARF Sacn」が、木材のあたらしい流通構造をつくる

「EMARF scan」は、山元に利益が残りづらい木材の流通構造を変えたいという想いを起点に出発しました。様々な理由から市場流通せずに廃棄されることが多かった「非規格外材」や、木材を加工する過程で出る不揃いな端材をデータ化し、プラットフォーム上で一元管理・販売を可能にすることで、設計者や施工者、施主などの消費者と、木材生産者が直接つながる木材流通の仕組みをつくり、木材活用の可能性を広げます。

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■EMARF scanの活用事例

開発過程において、サービスのデモンストレーションワークショップを実施しました。
ワークショップには、これまで生産者との直接的なつながりを持ちづらかったデザイナーが参加。林業の現場へ実際に足を運び、地域で生産された木材とShopBotを用いて、制作までを行いました。

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■今後開発予定の機能〜正式リリースに向けて〜

①EMARF上で加工依頼を可能にする。
「EMARF scan」に登録された材木をEMARF上で閲覧・選択できるようにすることで、材料調達から製造までの工程を一元化します。

②全国の産地とのダイレクトなやりとりを可能にする。
生産者・施工者・デザイナーなど分断されていた業界を繋ぎ、新たなクリエイティブシーンを創出します。

③廃材や未流通材の流通を可能にする。
これまで流通に載らず捨てられてしまっていた材料を流通できる市場構造をつくります。

④CNC加工機「ShopBot」にスキャン機能を搭載する。
ShopBot本体にスキャンカメラを搭載し、材木のスキャンから加工までを効率化します。

⑤だれでも材料を登録し販売できるマーケットプレイスへ。
循環型社会を目指して、既存材料を流通にのせる新しい仕組みを目指します。

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■本件への問い合わせ

〇 ShopBotオーナー様
本サービスはShopBotサポートプランに加入しているオーナー様を対象としております。
アカウント付与希望者は2023/4/24(月)までに利用申請をお願いいたします。
また、ShopBotサポートプラン加入者向けサービス説明会を4月25日(火)に実施いたします。
詳しくはShopBotサポートページやメールマガジンをご確認ください。

〇 本サービスを導入検討したい事業者様
当サービスを活用した新規事業や協業を検討される事業者様は、以下よりお問い合わせください。
[email protected]

〇 ShopBotを導入検討したい事業者様
当サービスを活用した新規事業や機械導入を検討される事業者様は、以下よりお問い合わせください。
[email protected]
https://shopbot.vuild.co.jp/

【VUILD株式会社(https://vuild.co.jp/)】
代表者:秋吉浩気(代表取締役CEO)
創業:2017年11月21日
本社:神奈川県川崎市川崎区日進町3-4 unico1F-A
事業内容:建築設計、木製品開発及び製造、CNCルーターの販売、デジタル人材育成、事業開発支援、ITサービス開発
Twitter:@VUILDinc (https://twitter.com/vuildinc
note:https://note.com/vuild
facebook:https://www.facebook.com/VUILD.co.jp/
instagram:@vuild_official(https://www.instagram.com/vuild_official/

最新情報は、EMARF(https://emarf.co/)やEMARF公式Twitter(https://twitter.com/emarfco)などでご案内いたします。
 

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